『ウッツー母になる。~うつのおかげで母になれました~』という本をAmazonのKindleダイレクト・パブリッシング(KDP)で出版しました。

『ウッツー母になる。~うつのおかげで母になれました~』について

本の内容

今年の夏から執筆を始めていた『ウッツー母になる。~うつのおかげで母になれました~』という本を、AmazonのKindleダイレクト・パブリッシング(KDP)にて出版いたしました。

この本は、私がウツをきっかけに人生を見つめ直して、やがて母になることができた経験を元に書いた本です。

(Amazonの内容紹介より)

ある日心身のスイッチが切れてしまった著者が、うつをきっかけにそれまでの人生を見つめ直し、やがて母になることができた自己再生の回想記。

ウツになって会社を休職。良くなったり悪くなったりを繰り返しながら療養していく過程で、自分自身や夫婦関係などの問題と対峙しながら、蟻地獄に底なし沼という地獄から這い上がるために再起をはかり、やがて母になる軌跡を赤裸々に綴っています。

※本書は文字数約6万字、挿絵6点で構成されています(リフロー型となっております)。

目次

はじめに
第1章 地獄のはじまり ~ウツになった日~
第2章 ウツ底辺期 ~蟻地獄に底なし沼~
第3章 ウツの回復期 ~混迷~
第4章 ウツが治った日 ~浮上~
第5章 ウツの再発予防 ~最後に自分を救うのは自分~
第6章 そして母に
あとがき

執筆のきっかけ

昔の自分や現在同じ状況にある方へ静かにエールを送りたかった

ウツってとっても苦しい。
自分でももうどうしていいのか分からなくなって、治るかどうかも分からなくて、人生を投げ出したくなってしまう時がある。

私がウツだった時に知りたかったのは、「ウツって治るのかな?」ということでした。
「ウツが治ったよ」という情報(希望)が欲しかったのですが、ウツが治った人の体験記ってとても少ないのですよね。
当時は「○○でうつが治る!」というような怪しいものではなくて、実際にウツが治ったという人の本が読みたかったのです。

現在私は幸いにも、時々落ち込みながらもなんとか薬も飲まずに生活できています。
「今の私だったら、ウツだった頃の苦い経験を思い切って書けるかもしれない」
そう思ったことが執筆のきっかけでした。
自分の苦い過去を思い切って記すことが、混沌とした時期を過ごしていた昔の自分や現在同じ状況にある方に、静かなエールとなればと願っております。

自分の本を出版することが夢だった(作家やアーティストという自由な生き方に憧れていた)

そして、執筆のきっかけはもう1つあります。
私はウツからの立て直しを図っている時に「自分が好きなことって何?」と自問自答を繰り返していた時期があったのですが、その時に昔から作家やアーティストなどの自由な生き方に憧れていたことを思い出したのです。

「いつか自分の作品を出版できたらいいな」
それでもその時は、「本を出版できるのは特別な人たちだけ」と諦めてしまっていました。
でも今やネットが登場し、個人でも簡単に本を出版できるという本当にありがたい時代がやってきています。
「いつか自分の作品を出版できたらいいな」ではなくて、「自分で出版しよう!」と決断しさえすれば世界に作品を発表する環境が目の前に広がっているのです。

私は社交不安障害やウツで苦しかった時をなんとか生き抜いて、自分の手で夢をかなえることができるこの時代に生きていられることに感謝しています。

この本を通じて伝えたかったこと

私は干支が一回りする約12年前は、ウツという蟻地獄に底なし沼の中にいて、生きることを諦めていました。
しかし、あれから約12年経った今では私も2児の母となり、夢だった自分の本も出版しています。

ウツの苦しい時期には、まさか自分が将来母になって本も出版するなんて、まったく想像もしませんでした。
もしウツで苦しんでいたあの時期に、自分のいのちを手放してしまっていたら・・・
そう思うと、人生は生きてみなければどうなるのかなんて本当に分からないものだと、つくづく感じています。

とにかく生きてみよう。だって、人生はどうなるかなんて生きてみなければ分からないのだから。未来の自分にチャンスを!

未来の自分は、どんな自分になっているのか分からない。
考え方が変わっているかもしれないし、変わっていないかもしれない。
ウツだって治っているかもしれないし、治っていないかもしれない。
住んでいるところも仕事も家族も変わっているかもしれないし、変わっていないかもしれない。

でもいずれにしたって、それはとにかく生きてみなければ分からないこと。
だから、とにかく生きてみよう。
先でどうなるのか、先がどうなっているのかなんて分からないけれど、分からないから生きてみよう。
今この瞬間を生き抜いて、未来の自分にチャンスを!

最後に。本書の「はじめに」の部分をどうぞ。

はじめに

この本に目を留めて下さり、ありがとうございます。
これはウツのおかげで自分の人生を見つめ直し、やがて母になることができた私の経験を書いた本です。

私は中学生の頃から社交不安障害(SAD)のような症状があったものの、当時はネットもなくどうすればいいのか分からないまま、その都度引きこもったり、ごまかしたり、逃げてみたり、時には立ち向かって砕け散ったりしながら、なんとか生きてきました。
そして、社交不安障害を隠そうと人生をもがいて生きているところに、結婚や仕事などの人生における大きな環境の変化が重なり、体調不良に陥ってウツを発症してしまったのです。
ウツの症状は苦しく、その治癒過程は上がったり下がったり。思考力・判断能力が鈍くなり迷走し、ウツの期間はまるでジェットコースターに乗っているかのような、起伏の激しい生活が続いていました。

私は、継続的に飲んでいたウツの薬を止めてから、約9年が経ちます。その9年の間に妊娠・出産をし、産後ウツのような経験もしましたが、それでも現在それなりに日常生活を送ることができています。
ウツの時は絶望ばかりで、自分の人生は終わりだと思っていました。それでも、人生は生きてみなければ、どうなるかなんて本当に分からないものです。
私はウツのおかげで、それまでの人生を見つめ直すことができ、母にもなることができました。ウツの時期は、灼熱の地を這うように、ただ生きていること自体が苦しくて仕方なかったのですが、今ではその苦しい時期にも感謝しています。

私がウツだった時に関心があったのは、「ウツは治るのか?」ということでした。そして、「ウツが治るものであれば、それはどうやって?」ということでした。絶望の淵にいた当時の私は、その地獄から抜け出す希望をとにかく持ちたかったのだと思います。
この本にはウツが治る魔法の方法は書いてありませんが、ウツに陥った私が時間の経過とともに自己再生をはかっていった経緯が書いてあります。
ウツと言っても原因や症状、回復の仕方、各人が置かれている環境には大きく個人差がありますので、あくまでも参考の一助として、
「ウツって、どういう感じのものなのかな?」
「ウツが治った人の話を読んでみたい」
「ウツはそれまでの生き方と複雑に絡み合っているため、自分の問題とゆくゆくは向き合うことが必要になってくる」
「ウツで判断力が低下している時に重大なことを決めてしまうと、人生を破壊してしまうようなことも起こしかねない」
「ウツをきっかけとして、人生を変えることもできる」
ということなどに関心がある方に、お読みいただければと思います。

なお、この本において私が定義している「ウツが治る」とは、「継続的に薬を服用しなくても安定し、日常生活を送ることができている状態」を指しております(あくまでも本書内における私の定義であり、医学的なものとは異なります)。

おことわり

ウツの状態がひどい時は、外部の刺激によって症状が悪化してしまうことがあります。現在ウツの状態がひどい方は、内容に引きずられてしまうこともありますので、この本は決してオススメいたしません。
まずは、ゆっくりと休養を取られて、心と体をいたわっていただきたいと思います。

平成28年夏  ちなつ

※本書で「社交不安障害」という名称が出てきますが、以前は「社会不安障害」という名前でした。混乱を防ぐために、本書では現在の名称である「社交不安障害」表記で、統一しております。

本書は、文字数約6万字・挿絵6点から構成されているリフロー型の電子書籍です。
本は下のリンクからお買い求めいただけます。

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